見極めたい、“後悔”しないためのこだわり美容室 元町
人間は大型動物に属するそうですが、そのわりには、足も極端に速いわけでもなく、敵を一撃で倒せるわけではないし、強力なキバや爪のような武器を持っているわけでもありません。
さぞかし太古の昔は、恐い思いをしながら暮らしていたと想像できます。
そうしている内に、直立2足歩行ができるようになり、脳(思考)が発達し、それにともなって5感(視・聴・噴・味・触)が発達し、また全身で汗をかけるようになりました(その他いろいろな要素がうまくからみ合って今日まできたと思います)。
とりわけ直立2足歩行ができたおかげで、他の動物と比べると身長のわりには人間の目の位置は高く、見通しが利くようになりました。
そしてほとんどの動物は、暑い日中の行動はにぶく、涼しくなる夕方から夜から朝方までの間が行動に適しています(これは全身で汗をかけないため、体温調節を上手にできないからです)。
そこで人は、他の動物の行動がにぶくなる日中に獲物をつかまえにいくのです。
たとえ足は遅くとも汗をかけるので、どこまでも追いかけていけるのです。
どんなに速い動物でも暑い日中は体温調節ができずにオーバーヒート状態ですから、人がそれらの獲物をつかまえることができたのだと思います(ちなみに、動物園やサファリパークでも、朝1番か夕方のほうが活動している動物の姿を見られるチャンスが高いのです)。
もうひとつ、人が日中に行動する大きな有利さとして、ものを色で判断できることがあげられます。
明るい場所においては、人間と他の動物の視力には大きな差がありますから、人間にとっては昼間のほうが獲物をとらえやすかったわけです。
生きるために必要だった人の視力は、さらには、人間にとってのファッション-髪の毛や顔・手足などのさまざまなメーク、あるいは衣類のスタイルなど-を生んだのだと思います。
もちろん、それは人間に脳があり、脳が個人個人の意識を形作っているからにはかなりません。
また、本来の体そのものを、メークや衣類で加工できるのも人間だけです。
ファッションの誕生とは、人の意識にとって「見ること」および「見られること」がたいへん重要なファクターになってきたということの現れのはずです。
いつの頃から人が自分の髪が薄いことを気にしはじめたかはわかりませんが、古今東西、ー般に僧が髪を剃ることなどは興味深い事実でしょう。
ちょっと話が脱線しますが逆に、夜に行動する動物にとっては、色はあまり重要ではありません。
暗くなればなるほど色はなくなり、陰影で物をとらえることが必要になってくるからです。
私たちの身近にいる犬や猫の目は、少ない光を目の中で明るく増幅する機能を持っているそうです。
それらの動物が陰影で物をとらえていることが日常でもときどき見ることができます。
夜へ猫が路上で出会いがしらに犬と遭遇し、とりあえずの逃げ場がないときなどは、一瞬、凍りついたようにそのままの姿勢で動かなくなってしまいます。
陰影でとらえている場合、動かなければその猫は犬から見てオブジェに見えてしまうのかもしれません。
しかし人にとっては、夜は他の動物から狙われることも多くなります。
逃げ足の遅い人間には、足の遅い子供・女性・大人の順で、今でも夜が恐いと思う情報がDNAにインプットされているのかもしれません。
人が、夜に火を焚いて野獣から身を守っていたことは広く知られていますが、人が犬を飼うようになって5千年、そのときから人はほんとうに安眠できるようになったのではないか、ということも最近の発掘からわかってきたようです。
火をおこせない以前の人間は夜もろくに寝ることもできなかったので、日中も少しぼーっとしていたのではないかと想像しています。
私たちが洋服を選ぶとき、必ず3つのことをします。
今あなたが持っている服は、その3つをパスしているはずです。
1好みの色
2好みの型・スタイル・シルエット
3好みの布地
型・スタイル・シルエットは、大きくとらえれば陰影と考えても良いでしょう。
私たちの視覚の性質を、髪型を見るときに置き換えてみましょう。
まずは、色を見ます。
自分はヘアーカラーなどをしていないので自分には色は関係ない
と思っている人も読者の中にはいるでしょう。
しかし、髪の毛1本の色と髪型の色とは必ずしも同じではありません。
富士山を5合目から見た色と、遠くから見た色ではかなりの違いがあります。
またへ角度によっても全く別の色に見えます。
果物なども同じ種類であれば、まず色を見て、次に好みの形のものを探して、最後に手に取って垂さやかたさなどをチェックしていると思います。
それほど、色、形、質感というものは、人間の目を惑わすということにもなります。
細入が人を見るということ満員電車の中は特別として、私たちの普段の生活を考えてみますと、自分の髪型を1センチの至近距離から見る人は、超特定された1〜3人くらいしかいないはずです。
その他は、1〜2メートの距離感を保っているはずです。
これは、私たちの本能のひとつで、自分の最低限必要なミニマムスペースがそれぞれの状況によって無意識の内にはたらき見えないバリアーで自分を守っているのです。
そのバリアーはtー般的には両手を伸ばした長さで、これはほぼ.自分の身長と同じです。
これが自分を守るためのだいたいの直径です。
なぜtだいたいかと言いますと、同性に対してはこのバリアーが少し広がりへ異性には少々狭く(近づく)なっているようです。
読者の中には意識的にこれを使い分ける小数派もいるとは思いますが普通は無意識のうちにそうなっています。
またへ人と人がすれ違うときも、男性は両肩を正面のまま、女性は一方の肩を少しそらしてすれ違います。
女性と女性どうしは、男性とすれ違うときよりさらに大きくそらします。
男性どうしは、互いにあまり肩をそらそうとしないので、ときどき肩がぶつかることがあるのです。
このような現象は大昔からあるわけではありません。
人類5000年の歴史の中でこれほど過密な生活を経験したのは、100年単位のごく最近にお
けることです。
そして、そのそらし方はさまざまな条件によってそのつど変化しますが、心臓を奥にするために、左肩を引き右肩を前にもっていくのが本能的に自然です。
人間も動物の一種と考えると必ず習性があり、それをある程度理解しておいたほうが、「見る」「見られる」ことのあれこれをより7層イメージしやすくなると思います。
簡単にまとめますと、
●男性は一般的にすれ違うときにあまり肩をそらさない
●男性は正面から女性の横姿を見ている
●男性どうーは正面を見合っている(女性は、すれ違うときに肩をそらす。女性どうしの場合は、さらにそらす角度が増す)
●女性は斜めで男性の正面を見ている
●女性どうーは互いに斜めの角度で見ている
以上から「見る」ということを大きく考えれば、男性と女性では見る角度が違う超至近距離からは自分が思うほど他人は自分のことを見ていない
人は陰影よりは色でとらえる
ということです(その他にも「見る」「見られる」ということには、無数のファクターがありますが話を複雑にしたくないので、なるべく感覚的にとらえてください)。
距離による「人」の見え方
みなさんは「自分の頭髪が薄く見られている」と、主観的に思っていることと思います。
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